RULES
得点とスコアコール
ピックルボールで最初につまずくのは、たいてい点数の数え方です。ラリーに勝っても点が入らないことがあり、コールする数字は3つあり、しかも味方と位置を入れ替わります。
ただ、覚えることは多くありません。順に見ていけば、1試合で身につきます。
点が入るのは、サーブ側だけ
ラリーに勝っても、レシーブ側には点が入りません。入るのはサーブ権だけです。
つまり、点を取るには「まずサーブ権を取り返し、そのうえでラリーに勝つ」という二段階が要ります。この方式をサイドアウトと呼びます。
バレーボールの昔の数え方と同じ仕組みです。テニスやバドミントンのように、勝ったほうに必ず点が入るわけではありません。
11点先取、2点差で勝ち
先に11点取ったほうが勝ちです。ただし2点差がついていなければ終わりません。
10対10になったら、どちらかが2点リードするまで続きます。12対10、13対11、というように延びていきます。
大会では15点や21点で行うこともあります。その場合も「2点差」の条件は同じです。
スコアは、打つ前に声に出す
サーブを打つ前に、スコア全体をコールします。ダブルスは数字3つです。
順に、サーブ側の点/レシーブ側の点/サーバーの番号。
1つ目はいつもサーブ側の点です。「自分のチームの点」ではありません。相手がサーブしているときは、相手の点が先に来ます。
3つ目の「サーバーの番号」は、いまサーブしているのがそのペアの1人目か2人目か、という意味です。
コールの読み方
| コール | 意味 |
|---|---|
| 0-0-2 | ゲーム開始。この回だけ、1人しかサーブできない |
| 2-1-1 | サーブ側が2点、レシーブ側が1点。1番手がサーブ中。落としても、もう1人が続く |
| 2-1-2 | 同じ場面で2番手がサーブ中。落としたらサイドアウト |
| 5-8-2 | サーブ側が5点、レシーブ側が8点。サーブ側が負けている。2番手なので後がない |
ゲームの最初だけ「0-0-2」
ゲームの1本目は「ゼロ・ゼロ・ツー」から始まります。0点なのに3つ目が2、というのが引っかかるところです。
理由は、先攻チームは最初の1回だけ、1人しかサーブできないからです。2人目のサーバーがいない。だから最初から「2番手」として扱い、その人がフォルトした時点でサイドアウトになります。
先にサーブできるぶんの有利を、ここで打ち消しているわけです。
なお、ふだんの練習では「0-0-スタート」とコールする人もいます。意味は同じですが、公式ルールブックに載っているのは「0-0-2」のほうです。
サーブ権が相手に移るまで
ペアの2人がそれぞれフォルトして、はじめてサーブ権が相手に渡ります。流れは3段階です。
1. 得点したとき — 同じ人が続けてサーブします。ただし、パートナーと位置を入れ替わります。次のサーブは反対側のコートからです。
2. 1番手がフォルトしたとき — 2番手に交代します。このときは位置を入れ替わりません。2人はそのままの場所です。
3. 2番手もフォルトしたとき — サイドアウト。サーブ権が相手チームに移ります。
入れ替わるのは「得点したとき」だけ、と覚えてください。フォルトでは動きません。
点数から、自分の位置を確かめる
自分のチームの点数が偶数のときは、そのゲームで最初にサーブした人が右のコートにいます。奇数なら左です。
ここは言い方に注意が要ります。「点数が偶数ならサーブは右から」ではありません。2番手に交代したときは位置が動かないので、点数が偶数でも2番手が左から打つことはあります。
偶数・奇数と対応しているのは、あくまで最初にサーブした人がどちらにいるかです。ずれていたら、どこかで数え間違えているか、入れ替わりを忘れています。
なお「右」「左」は、そのチームから見た向きです。ネットをはさんで向かい合っているので、相手チームの右は自分から見ると反対側になります。
シングルスは数字2つ
シングルスにはパートナーがいないので、サーバーの番号もありません。コールは「サーブ側の点/レシーブ側の点」の2つだけです。
立ち位置は単純で、自分の点数が偶数なら右、奇数なら左のコートから打ちます。ダブルスのような例外はありません。
フォルトを1回すれば、そのままサイドアウトです。
コールを間違えたとき
コールが違うと思ったら、リターンが打たれる前に止めてください。それを過ぎたら、そのラリーはそのまま続きます。
2026年版のルールブックから、正しいスコアなのに止めた場合は、止めた側のフォルトになりました。自信がないときは止めないほうが安全です。
このページのルールの根拠
USA Pickleball 公式ルールブック(2026年版)第4章および第6章に基づいています。日本国内の協会・連盟が公開しているルールも、このルールブックに準拠しています。
ルールブックは毎年1月に改定されます。このページは改定のたびに見直しています。
その他のルール
このページ以外のルールは、こちらにまとめています。
最終更新日:2026年08月24日
準拠:2026年版 USA Pickleball 公式ルールブック