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RULES

ノンボレーゾーン(キッチン)

ネット際に引かれた線の内側は、ノンボレーゾーンと呼ばれます。通称「キッチン」。

初心者がフォルトを取られる原因としては、サーブと並んで多い場所です。ただ、ルール自体は1行で言えます。誤解されているだけです。

どこからどこまでがゾーンか

ネットの両側、それぞれ7フィート(2.13m)の範囲です。左右はサイドラインいっぱいまで。

大事なのは、ラインそのものもゾーンの一部だということです。線を踏んでいる状態は「ゾーンの中」と同じ扱いになります。「踏んでいるだけならセーフ」ではありません。

禁止されているのは、1つだけ

ノンボレーゾーン(キッチン)の足の位置 ネット際のノンボレーゾーンを上から見た図。ゾーンの中に立ってノーバウンドで打つとフォルト。ゾーンのラインを踏んで打ってもフォルト。ゾーンの外で打っても、打った勢いで足がゾーンに入ればフォルト。ゾーンの外でノーバウンドで打つのは問題ない。ワンバウンドした球なら、ゾーンの中に入って打ってよい。ゾーンの奥行きはネットの両側7フィート(2.13メートル)。 ネット ノンボレーゾーン(キッチン) 7ft(2.13m) ノンボレー ゾーンライン 1 ノーバウンドで打つ 5 ワンバウンド後に打つ 2 3 4 このさきベースラインまで続く 1 ゾーンの中に立って、ノーバウンドで打つ → フォルト 2 ゾーンのラインを踏んで、ノーバウンドで打つ → フォルト(ラインもゾーンの一部) 3 ゾーンの外で打ったが、打った勢いで足がゾーンに入る → フォルト 4 ゾーンの外で、ノーバウンドで打つ → 問題なし 5 ワンバウンドした球を、ゾーンの中で打つ → 問題なし ※ 禁止されているのは「ゾーンに触れた状態でノーバウンドの球を打つこと」。ゾーンに入ること自体は反則ではない。 ※ 落としたパドルや帽子がゾーンに触れてもフォルト。ライン自体もゾーンの一部として扱う。

ゾーンに触れた状態で、ノーバウンドの球を打つこと。禁止されているのはこれだけです。

裏を返すと、ゾーンに入ること自体は反則ではありません。ワンバウンドした球を追ってゾーンに入るのは、まったく問題ありません。

ノーバウンドで打つことを「ボレー」と言います。名前のとおり、ボレーができないゾーン、というだけの意味です。

ワンバウンドした球なら、中に入って打てる

相手の球がゾーンの中に落ちたら、入って打って構いません。打ったあと、そのまま中に留まっていても問題ありません。

ただし、中にいるあいだはノーバウンドで打てません。次にボレーを打つには、いったん両足がゾーンの外の地面につく必要があります。

ここで見落とされがちなのが、ゾーンの中から跳んだ場合です。中から跳び上がって空中でボレーを打ち、外に着地する——これはフォルトです。両足が外についてからでないと、ボレーは打てません。

逆に、ゾーンの外から跳び上がってボレーを打ち、外に着地するのは問題ありません。空中にいるあいだは、ゾーンに触れていないからです。

打った勢いで入ってもフォルト

ボレーを打ったあと、勢いあまってゾーンに足が入る。これもフォルトです。

判定の対象になるのは、打った瞬間だけではありません。ルール上、ボレーは「打った瞬間から、振り抜いた勢いが止まるまで」を1つの動作として扱います。その途中でゾーンに触れれば、フォルトです。

ボールがすでにデッドになっていても関係ありません。決まったと思って前に出た足がゾーンに入れば、その時点で失点します。

自分だけでなく、次のものが触れても同じです。

  • 手から落としたパドル
  • 落ちた帽子やサングラス
  • ゾーンの中にいるパートナー(勢いでぶつかった場合)

よくある3つの誤解

「ゾーンに入ったらフォルトでしょう?」
いいえ。入ること自体は反則ではありません。フォルトになるのは、触れた状態でノーバウンドの球を打ったときだけです。
「ラインを踏んでいるだけならセーフ?」
いいえ。ラインもゾーンの一部です。つま先が少しかかっているだけでもフォルトになります。
「ジャンプして空中で打てばセーフ?」
どこから跳んだかによります。ゾーンの外から跳んで外に着地するならセーフ。ゾーンの中から跳んだ場合は、外に着地してもフォルトです。

「キッチン」という呼び名について

正式名称はノンボレーゾーンです。「キッチン」は通称で、公式ルールブックには載っていません。

ただ、コートではほぼ「キッチン」で通じます。当サイトでは正式名称を使い、必要なところで通称を添えています。

このページのルールの根拠

USA Pickleball 公式ルールブック(2026年版)第9章に基づいています。日本国内の協会・連盟が公開しているルールも、このルールブックに準拠しています。

ルールブックは毎年1月に改定されます。このページは改定のたびに見直しています。

その他のルール

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最終更新日:2026年08月24日

準拠:2026年版 USA Pickleball 公式ルールブック